自然由来のさまざまな効果があるアイテムとして注目されている竹炭。形や形態も用途によって色々ありますが、最近ではインテリアとしても用いられていることをご存知でしょうか。
お部屋のインテリアやオブジェとして竹炭を使用することで、単にオシャレというだけでなく消臭・除湿効果などプラスアルファとして嬉しい効果が満載なんです!
ぜひ、竹炭をインテリアとしてお部屋に置いてみませんか?この記事では、竹炭をインテリアとして用いることで得られるメリットや方法などについてご紹介します。
目次
インテリアとして注目されている竹炭
竹炭のもつ効果の中でも、最も有名なのが消臭効果です。
ドラックストアなどの消臭コーナーなどにも竹炭を用いた消臭剤が多数展開されていてコマーシャルなどでも耳にすることからも、竹炭の消臭効果はよく知られています。一度は竹炭の消臭剤を手に取ったことがあるかもしれません。
しかし、市販の消臭剤などの芳香グッズはインテリア性に欠けることもあることから、部屋に置くことに抵抗感がある方もいらっしゃる方も…。確かにプラスチック製のいかにも消臭剤というビジュアルは、部屋の雰囲気を損ないますし表立っては置きたくないと思われる方が多いことも納得です。
そんな方に人気なのが、竹炭です。
竹炭であれば、高い効果という機能性はもちろんのこと、デザイン性も損なわずインテリアとして用いることもできます。
消臭効果は欲しいけれど、オシャレさも欠かしたくない。そんなこだわり派の方に注目されいます。
竹炭の高い消臭効果の秘訣
竹炭の消臭効果については証明されていて、同じ炭の種類である木炭の10倍以上もの脱臭効果を誇るほどなのです。そしてその高い消臭効果の秘訣は、竹炭の形状にあります。
竹炭を顕微鏡でのぞいてみると、多数の小さな穴が開いていることをご存知でしょうか。
竹炭のこの小さな穴こそが、竹炭の高い消臭効果を誇る理由で、小さな穴が悪臭成分を強力に掴むことによって脱臭効果を発揮します。
表面積が広ければ広いほど臭い成分や不要な化学物質を吸収することができるのですが、1g当たりの竹炭の表面積はなんと約700平方メートル!臭いの元となる悪臭成分を吸着する表面積が広いことから、たくさんの臭いをキャッチして離さずお部屋を臭いを気にしない快適空間に変えることができます。
手入れが不要
インテリアとして竹炭を用いた場合のメリットとして手入れが不要であることを挙げることができます。
インテリアとして花や植物を用いた場合水やりが必要で、毎日の手間や工夫が必要となります。
その点竹炭をインテリアとして用いた場合、炭自体には手入れの必要はなくただインテリアとしてお部屋におくだけ。非常に簡単です。(※花や植物と組み合わせた場合を除く)
手間をかける必要がない点も機能的であると言え、気軽に使うことができます。
竹炭を消臭効果はどれぐらいもつの?
繰り返し使えることがメリットでもある竹炭ですが、そのまま置いていても、消臭効果に関しては残念ながら永久に続くわけではありません。
竹炭の多数の穴が悪臭成分を吸収することで穴が満杯になるとそれ以上吸収できない状態となってしまうからです。
ただしメンテナンスをすると効果が長続きするので、可能であれば、1か月を目安に定期的に天日干しをし、常にクリーンな状態を目指しましょう。
きちんとメンテナンスをすれば、長い期間消臭効果が持続するのでエコでありお財布にも優しいと言えます。
竹炭をインテリアとして使用する方法
竹炭をインテリアとして使用すると言われても、あまりイメージがわかない方も多いかと思います。竹炭に優れた消臭効果があることは知っていても、あくまで消臭剤や隠れた場所に置くものであって部屋のインテリアとして使うなんて想像できない…そんな声が聞こえてきそうですね。
続いては、実際に消臭効果のある竹炭をインテリアとして使用する方法についてご紹介します。
置き炭
竹炭をインテリアとしてお部屋に置く場合、最も手軽で効果的な方法が「置き炭」です。置き炭とはその名の通り部屋に竹炭を置くだけで効果を得られるシンプルな方法です。
置き炭の方法としては、部屋の四隅あるいは二か所に竹炭を置くだけです。確実な効果を得るために竹炭の量の目安は1坪あたり3~5㎏ほど。(※あくまで目安となるので、部屋の構造や得たい効果に合わせて調節が必要です)
また、置く際には、部屋の構造を考え空気の通り道に沿っておくと高い消臭効果を発揮します。
ただ竹炭を置くだけでも良いですが、インテリアとして置くのであればお気に入りのバスケットや箱などに入れておくとオシャレで最適です。
植物とのコラボレーション
ただ竹炭を置くだけでは見た目も寂しいと思われる方は、花やブリザーブドフラワーなどと組み合わせても、インテリアとしてオシャレでおすすめです。
生花は枯れてしまうので手入れが大変…という方には、多肉植物と組み合わせる方法がおすすめです。
多肉植物であれば生花と比べて頻繁に水やりをする必要もありませんし、それでいて自然を感じられると今注目されています。
竹炭のもつスタイリッシュな形状に、多肉植物の特徴的な見た目が合わさると、個性的かつ気に入りのインテリアとなります。
小ぶりで可愛いので、リビングや玄関、寝室など部屋を問わず活かすことができるのも良いですね。
デザイン性のある置き物
竹炭を粉末化して竹炭塗料として置き物に塗ったデザイン性のある置き物も販売されています。
色々な形がありますが犬や猫、鳥などの動物が人気で、竹炭の消臭効果を得ながらいかにも竹炭ではない見た目が引き付けられます。
竹炭入りラグマット
竹炭を粉末化し、中材であるウレタンに混ぜ込んだ竹炭入りマットもあります。
ラグマットなので、足元の気になるニオイにも効果的!何より部屋の雰囲気を壊さない点がどんなテイストのお部屋にもマッチし、インテリアとして最適です。
そのまま竹炭を置く方法と比較すると、消臭効果は劣るかもしれませんが、それでも竹炭の持つ消臭効果でお部屋のにおいを吸着して書いて区空間とすることができます。
竹炭入り消臭袋
粉末化した竹炭が、オシャレな袋の中に入った消臭袋は、インテリアとして部屋にぶら下げたり飾っておいてもオシャレで違和感がありません。
大きさも手ごろなので、部屋ごとにいくつか置いておいても良いですね。
繰り返し利用できるエコな面もメリット!1ヶ月使用したら、3~5時間日光に当てて竹炭内の余分な水分を排出させれば約2年間また繰り返して使用することができます。
消臭だけだけじゃない!竹炭をインテリアとして使用するメリット
竹炭は消臭効果のあるインテリアとしてオシャレに使用できるとお伝えしましたが、竹炭は消臭効果以外にも非常に優れた機能性を誇っています。
続いては、消臭効果以外の竹炭をインテリアとして使用することで得られるメリットをご紹介していきます。
マイナスイオン効果
竹炭には、マイナスイオンを発生させる効果も期待することができます。
私たちの体内にはプラスとマイナスの電子があり、チリやほこり、排気ガスなどのプラス要因が多いと精神状態を不安定にさせたり、健康を損ねたりと問題が起こります。
マイナスとプラスの双方がバランスよくあることが健康のためには理想的であり、竹炭をインテリアとして用いることでプラスに傾きがちな体内をマイナス要素を増やして体内バランスを整えることができます。
シックハウス症候群予防
私たちが住んでいる現在の住宅には、いろいろな材料が使われていて、中には化学物質を発生させるものもあります。
古くから日本にある家屋の場合、自然由来の木造で限られた材料を用いてきましたが、その分冬に寒かったり湿度が高く不快であったり…といろいろとデメリットもありました。
そういったデメリットの改善を行うべく現在の住宅は高気密や断熱、遮音を実現しています。しかし快適に過ごせる一方で、古くからの通気性が失われ、シックハウス症候群やアレルギー疾患などを引き起こすリスクが高くなっています。
竹炭は、シックハウスやアレルギーの原因となる化学物質を吸着させて、炭内部の無数にある孔に住んでいる微生物が吸着した化学物質を分解してくれるのです。
ここで言う化学物質とは、建築材の接着剤に用いられるアセトン・トルエン・ホルムアルデヒド・防カビ剤・防湿剤・防腐剤などの化学物質やアレルギーの原因となるダニ・カビ・ハウスダストなど。私たちの暮らしに大きく影響を及ぼすものばかりです。
空気中の化学物質であれば、空気清浄機が吸ってくれるのでは?と思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし、空気清浄機で吸収できる物質のサイズは限られていて、なかには取り切れないものも、竹炭であれば、空気清浄機でも取ることができない2~3マイクロメートル以下の目には見えない化学物質やハウスダストなども吸着させる効果があります。
湿度調整
住宅構造が進化することで気密性を高めて快適に過ごすことができるようになりましたが、それでも日本の高温多湿の風土であることには変わり有りません。
特に梅雨などの時期には湿度が高くジメジメしてカビが発生することも…。
竹炭には、湿度を吸収して、吸収した水分を自らに放出するなど自動的に湿度を調整する効果があります。
そのため、インテリアとしてお部屋に置くことにより、消臭効果に加えて湿度を調整して快適空間を作りあげることができます。
部屋のあちらこちらに除湿剤を置くことには見た目的に抵抗があるという方でも、竹炭であればオシャレで違和感を感じることもありません。
自分らしさを演出できる
消臭をはじめとする優れた効果を発揮する竹炭ですが、インテリアとしてお部屋に用いることで単にその効果だけでなく自分らしさや自分の求める家にすることができるオシャレさも大きなメリットの一つ。
最近ではインテリア性の高い竹炭を用いたオシャレな置き物や飾りなども多数販売されていますが、自分で組み合わせて作るのであればとことん自分らしさや市販の商品には出すことができないこだわりを追求することができます。
本来インテリアはこうでなければならないという決まりはありません。
インテリアの役割は、過ごしやすい、安らぐ家にするためにすること。そう言った意味でも、竹炭をインテリアとして用いることで、気になる臭いを防いでリラックス空間とすることができますし、人とは違う自分らしさやお気に入りの空間とするためのエッセンスとなるのではないでしょうか。
森林保護
近年、深刻な自然破壊が問題となっていますが、竹炭もその一つ。日本では「竹害」と言われる問題が起こっています。
竹害とは、タケノコ採取のために植えられた竹が無秩序に増えて周囲の森林や草花に被害を及ぼすもので、竹の強い生命力が原因となっています。
竹炭に用いられる竹は、この森林に被害を及ぼしている竹を伐採して焼くことで作られています。
そのため、竹炭をインテリアとして用いることにより竹害の防止に一役買うことができるということができるでしょう。
さらに、自然保護の概念でいえば、竹炭は繰り返し使えてとてもエコです。他の消臭剤であれば、そもそもプラスチックなど自然破壊に繋がる材料が使われていることもありますし、何より使い終わった後はただのゴミと化してしまいます。
その点竹炭であれば、インテリアとして用いた後は調湿用や肥料としても使うことができるので、その優れた効果や作用を余すことなく堪能することが可能です。
竹炭の活用で森林保護への貢献について詳しくは以下の記事にまとめております。
消臭できる竹炭インテリアグッズで快適空間~まとめ~
消臭効果の高い竹炭をインテリアとして用いる方法や見た目や消臭効果だけでなく用いることで同時に得られる効果についてもあわせてご紹介しました。
実際に竹炭をインテリアとして用いた方は、オシャレでお気に入りの空間となる上、何度も買いなおさなくても良いエコな一面も気に入りリピーターとなっている方が多数いらっしゃいます。
たしかに、市販の消臭剤は手軽な一方でその消臭効果は幾分も続きませんし、何度も買いなおして…という面倒さやお金もかかります。さらには、インテリアとしては不向きのものが多いことも事実としてあります。
竹炭をインテリアとして用いるメリットは他の消臭剤にはないものばかり!ぜひあなたのご自宅にも竹炭インテリア、使ってみませんか?